★八白土星

◆◇◆八白土星の人の性格

 

◆この星は陶磁器に使われる山の赤土の象意をもっています。ゆえに土の性が薄く(『土』は、どちらかというと重く暗く陰気だが、『白』なので土の性質が薄い)、気質の陽気な人が多いようです。また山の象意ゆえに静かで動かず『積む』という性質も持っています。格が高く、持って生まれた器が大きい星なので、完成に時間がかかります。四十歳で、やっと中身が二十歳になると思えばいいでしょう。

◆生まれつき冷静沈着な性格の持ち主ですが、『年を経た慎重な賢者』と、『やんちゃな冒険家』という両極端な二面性を持っています。イチかバチかを好むギャンブラーな面もあります。我意が強く、表面上は強気に見えますが、内面では、人に強く言われると、すぐに迷ってしまい、躊躇する繊細な面もあります。極端に疑い深いところがあるため決断力に乏しく、何事も自分一人の考えでは決行ができません。ついつい人を頼ってしまいます。その割には我意が強いので、結果的には、せっかくの忠告を無視して、自分の意志を押し通してしまう形になります。『争いを乗り越えて成長する』という性質を持っているので、いつも心に争いのタネを抱いており、周囲との衝突が絶えません。また、何事によらず、ひとこと理屈を言いたいクセがあります。自分語りも好きな方です。

◆猜疑心が強く決断力が乏しいため、せっかくのチャンスを逃してしまう事も少なくありません。また結婚運では縁遠く、縁づいても薄い人が多いので、初婚でおさまる人は少ないようです。晩婚になればなるほど、良いご縁に恵まれます。

◆性質は実直で温順。とても辛抱強く、物事は丁寧にこなします。器用でもあり、万事において真面目です。ただし物事に凝る割には飽きるのも早く、熱しやすく冷めやすいのが難点でしょう。

『小さなことを積み重ねて大をなす』という点に優れています。特に、この星の女性は、そうとうに福分があり、節約家でもあるので、金銭には、かなりの縁があります。けれど運勢に浮沈が激しいため、安心はできません。また節約家なのは良いのですが、度を過ごしてケチになってしまう人もいるようです。

◆この星は『頑固オヤジ』の星です。男女とも幼少の頃から大人びていて、静かな事や、シブいこと、僧侶や神官など神秘的、世捨て人的な事を好みます。自己の限界を知り、よく慎み守るため、晩年は幸運に守られます。けれど人によっては、その悪癖を反省せず、平常の心がけの悪い人もあり、晩年には、ひどく困窮する人もいるようです。

◆二黒土星が母性の星なら、八白土星は父性の星。厳しく指導してくれる、頼れる人が多いでしょう。他人にも厳しいけれど自分にも厳しく、なかなか自分の努力を自分で認める事ができません。そのため、自分のできない事や、不足な点ばかりを数えてしまいます。けれど、あなたは自分が思うほど怠け者ではないのです。自分の頑張りを認めてあげて、自分を褒めてあげる事が、幸運の秘訣です。

◆強い霊感の持ち主です。神仏のご加護がたくさんいただける星でもあります。神社参り、お墓参りが運気をアップします。奉仕の精神をもってボランティア活動をすると、運気は、さらにアップします。



◆◇◆今年の運勢 →→→